記念日旅行の予約が多い3組限定宿zakuroで何もしない贅沢とは

Yufuin Luxury Villa – zakuro / Anniversary & Silence Design
Zakuroが「静寂」と「体験設計」にこだわる理由
記念日の満足度は、派手な演出ではなく「余計な音が入らないこと」や「提供のテンポが合うこと」、 そして「眠りの質」まで含めて決まると考えています。Zakuroは、それらを偶然に任せず、意図して設計しています。
記念日の夜に、余計な音が入らない空間を目指して設計しています。
由布院には多くの宿があります。高級宿も少なくありません。
しかし、記念日という特別な日に本当に必要なのは、派手な演出よりも「余計な音が入らない空間」だと私は考えています。
他のお客様の足音、廊下の物音、スタッフの気配。どれも小さなことですが、記念日には意外と気になります。
Zakuroでは、設計段階から“音の遮断”を重視しました。
露天風呂の時間を「静寂」にする
記念日ほど、余計な音が入らない時間が価値になります。温泉の時間も“体験設計”の一部です。
音だけでなく、光も落ち着かせる
夜のテンションを上げすぎない照明設計を意識しています。落ち着きが、そのまま眠りに繋がります。
目の前を電車が通過します。ですが、客室ではその音がほとんど気になりません。
厚いペアガラスを採用し、音を極力遮断しています。静寂は偶然ではなく、意図して作っています。
記念日やプロポーズで来られるお客様にとって、空間の完成度は何よりも重要だと考えています。
客室を増やせば売上は伸びるかもしれません。しかし私は、3組限定という形を選びました。
夫婦2人で運営しているからこそ、すべてのお客様に直接向き合える距離を保ちたいと考えています。
正直に言えば、3組で毎日満室になるわけではありません。経営だけを考えれば、客室を増やすという選択肢もあります。
しかし私たちは夫婦2人で運営しています。
毎日3組を必ず回すことよりも、“ちょうどいい満室具合”で、良い状態を保つことを選びました。
そうすることで最も利益が安定するわけでもないですが、良いものを良い状態で良いサービスで提供するには、これがちょうどいいと思っています。
スタッフを増やすと、どうしても思想のズレやサービスのばらつきが出ます。
同価格帯の宿に泊まったとき、それを感じることがありました。
記念日は一度きりの時間です。だからこそ、ぶれない空間を守りたいと思っています。
記念日ディナーで私が一番避けたいのは、「料理人の都合で進むコース」です。
Zakuroでは、必ずお客様に提供スピードをお伺いします。
「ゆっくり楽しみたい」
「テンポよく出してほしい」
「一気に提供してもらっても大丈夫」
こうしたヒアリングは必ず行います。多くのお客様に「そんなこと聞かれたのは初めて」と言われます。
コースが苦手な方には、まとめて提供します。会話をゆっくり楽しみたい方には、間をあけます。すべてはお客様のペースが基準です。
熱いものは熱いうちに。冷たいものは冷たいままに。
当たり前ですが、これを徹底するのは簡単ではありません。
作り置きはしません。すべて作り立てで提供します。
ペースを事前に聞くことで、調理タイミングを細かく調整できます。料理人のスケジュールではなく、お客様の時間に合わせる。
それがZakuroの食事設計です。
プロポーズや記念日の場面では、料理の“間”がとても重要です。
早めに出してほしいと言われても、会話が盛り上がればペースは自然と変わります。
その空気を読み、臨機応変に対応します。主役は料理ではなく、お客様の時間です。
睡眠は記念日の体験の一部だと考えています。
ベッドマットは特注。シーツや枕カバーは自社製の天然ガーゼ生地です。
ガーゼは通気性が高く、肌離れが良い。ツルツルではなく、サラサラとした感触です。
肌に直接触れるものだからこそ、一番こだわるべきだと思っています。
多くの宿はリネン会社の白いシーツを使用します。管理は楽ですが、それでは体験は作れません。
Zakuroでは敷地内で丁寧に洗い、アイロンをかけています。手間はかかりますが、その手間が睡眠の質を支えています。
「自宅でも使いたい」
「枕カバーを購入したい」
こうした声をいただき、ご自宅サイズで制作することもあります。
宿の管理のしやすさではなく、お客様の体験を優先する。それが私たちの基準です。
客室は基本的に間接照明が中心です。ポイントでスポット照明を使用しています。
ブルーライトは極力排除しています。
非日常の空間を作り込めば、目覚めた瞬間も非日常になります。
夜、由布岳や夜景を眺めながら露天風呂に入る。その延長線上に深い眠りがあります。
翌朝の目覚めまでを、体験として設計しています。
音・光・肌に触れる素材・温泉のタイミングまで含めて、整う条件を積み上げるものだと考えています。
包み隠さず言えば、これまでほとんどのプロポーズは成功しています。
一組様だけお相手様から「待って」と言われたケースがありますが、それ以外は皆さまOKのお返事でした。
「プロポーズのパワースポット!」とおっしゃって頂いた事もあります
ケーキは、静かに“場”を完成させる
派手に見せるよりも、自然に心が動く瞬間を重視しています。
108本の薔薇(プロポーズ)
多くの場合、食事中に静かにお部屋へセッティングし、戻った瞬間にサプライズが完成する流れです。
サプライズは派手に演出することが目的ではありません。
多くの場合、食事中に静かにお部屋へセッティングします。部屋に戻った瞬間に広がる景色。
それが一番美しい流れだと思っています。
もちろん、ご希望があればバルーン装飾なども対応します。ですが基本は「静かに」です。
108本の薔薇はドライフラワーにして、インテリアへ
記念日の体験を「その夜だけ」で終わらせず、暮らしに残る形にしてお届けしています。
Zakuroは派手さを売りにしていません。
静寂を設計し、料理の適温を守り、睡眠の質まで整える。
その積み重ねが、何度も足を運んでくださるリピーター様との関係を築いています。
記念日は一日ですが、その記憶は長く残ります。
余計な音が入らない空間で、大切な人との時間を過ごしたい。
そう思われる方には、最適な宿でありたいと考えています。
記念日の過ごし方は、お客様ごとに異なります。
「静かに過ごしたい」「テンポよく食事を進めたい」「プロポーズの流れを相談したい」など、遠慮なくお聞かせください。
