師走の冷え込みと、雪化粧の由布岳|湯布院ZAKURO

師走の冷え込みと、雪化粧の由布岳|ZAKURO
空気が変わる朝に、雪化粧の由布岳で季節の訪れを知る
11月19日。
日本列島はこの秋いちばんの冷え込みに包まれ、東北から関西まで、各地で最低気温が一桁を下回りました。
日本海側では雪の影響で通勤・通学に影響が出た地域もあるそうです。
太平洋側では、日中は晴れるものの空気は冷たく、湿度も下がっているとのこと。
火の取り扱いや体調管理に気をつけたい一日です。
ここ湯布院も、今朝は思わず肩をすくめる寒さでした。
由布岳の山肌には、うっすらと雪。
見慣れた山の輪郭が、少し凛とした表情に変わったように感じます。
冬がくれる「空気の静けさ」
ZAKUROの朝は、寒さとともにゆっくりと始まります。
霜が降りた庭の木々、吐く息の白さ、湯気を立てる味噌汁の香り。
冬がくれるのは、ただ寒さだけではありません。空気の密度が増し、音が遠ざかり、世界がひとつ静かになるような感覚をもたらしてくれます。
この時期、湯布院の気温は日中でも10度に届かない日が増えました。
朝晩は3〜5度ほど。
由布岳を見ると白くなっている。。。なるほど!寒いはずだと思い知らされます。
東京や大阪からお越しになる方は、「思っていたよりも寒いですね」と驚かれることも多いです。
その分、宿のなかでは温もりを感じていただけるよう、私たちも心を尽くします。
客室に満ちる暖かな灯り、肌にやさしいガーゼのパジャマ、冷えた指先を包む湯のみ。
小さなぬくもりの積み重ねが、この季節の旅の記憶になることを願って。
“冷たい季節”こそ、心の温度が試される
気温が下がると、私たちの動きは自然と慎重になります。
水を触る手、外に出る足、朝起きる気力——すべてに少しずつ「がんばる」が必要になる冬。
けれど、それは同時に「思いやり」が生まれやすい季節でもあると思うのです。
誰かにそっとカイロを渡す、ドアを押さえてあげる、ことば少なく湯を注ぐ。
そんな何気ない仕草が、深く心に残るのは、寒い日だからこそ。
ZAKUROもまた、この寒さの中でこそ宿の本質が試されているように思います。
お客様が、チェックインの瞬間からふっと表情を和らげてくださる。
それは、空間の温度と、人のぬくもりが、やさしく調和したときにだけ見られるものです。
湯布院の冬に、そっと寄り添って
旅は、非日常を楽しむ時間であると同時に、「自分に優しくする時間」でもあります。
とくに寒さが本格化するこれからの季節は、無理をせず、心地よいペースで過ごすことが大切です。
由布岳の雪景色を眺め、温泉に身を委ね、湯気立つ朝食に身も心も満たされる。
そんな時間が、この冬を乗り越える力になりますように。
お越しの際は、冬用のアウター、マフラー、手袋などを忘れずにお持ちください。
日中はもちろん、朝晩の気温差が大きい湯布院では、ほんのひと工夫で旅の快適さがぐっと変わります。
冬の湯布院は、静かで、やさしくて、少し切ない。
でも、それがたまらなく好きだと感じてくださる方が、毎年ここに戻ってきてくださいます。
雪の季節のはじまりに。
ZAKUROは変わらず、静かに灯りをともしてお待ちしています。
Yufuin Luxury Villa – zakuro –
湯布院の静寂と、特別なひとときを
由布岳を望む三つのプライベートヴィラ──
Yufuin Luxury Villa – zakuro – は、
一日わずか三組だけが出会える、
静けさと贅沢が調和した大人の隠れ家です。
記念日やプロポーズ、夫婦水入らずの時間。
そして、忙しい日常を離れ、
心から寛ぎたい女性旅にも。
自家源泉かけ流しの温泉、四季を映す庭、
地元食材の朝食。
「二人だけの特別な湯布院」を約束します。
(時間 8:30–10:00・早朝出発はご相談可)
